なぜ日本は財政破綻しないのか?
日本の借金は1000兆円を超えており、GDPの2.5倍もある。この数字は先進国の中では断トツに高い。すでに財政破綻をしたギリシャよりも高い。そんな日本がいずれ財政破綻するのは間違いない、、、という話をよく聞く。
しかし、冷静になって考えてほしい。本当に日本は財政破綻するのだろうか。
結論から言ってしまえば、「国債のほとんどが円建ての日本は財政破綻しない」のである。
それはなぜか?
多くの人が勘違いしているのは、個人と国の違いを理解していないことによる。
国には「通貨を発行する力」がある。つまり、紙幣という紙を印刷するだけでお金を生み出すことができる。
日本国債のほとんどは円建てである。
したがって、日銀が紙幣を印刷して国債を買い続ける限り、日本は財政破綻をしないのである。
ただし、これを続けると、過度な円安やインフレという弊害が出てくる。財再破綻はしないが、国民生活には悪影響がある。
我々が警戒しなければならないのは、財政破綻ではなく、急激な円安やインフレである。これに備えた資産防衛が必要なのだ。